鹿島と京都の上位対決はドロー決着 湘南、新潟は降格が決定 J1第35節まとめ

第35節が行われた photo/Getty Images

次節に3つ目の降格チームが決まる可能性も

2025明治安田J1リーグ第35節が25日、26日に行われた。

勝ち点差が5で直接対決を迎えた首位鹿島アントラーズと3位京都サンガF.C.の一戦。序盤から白熱した展開となる中36分、左サイドでボールを収めたFW長沢駿が鮮やかなラストパスを送ると、受けたMFマルコ・トゥーリオが右足シュートを放つ。相手DFに当たってコースが変わり、ゴールに吸い込まれてホームの京都が先制する。ビハインドの鹿島は後半開始からボールを握りるも、京都の硬い守備に苦戦しなかなか決定機までは至らない時間が続く。このまま京都が勝利するかと思われた後半アディショナルタイム。MF松村優太のクロスにFW鈴木優磨が反応しシュートをねじ込んだ。試合は土壇場の同点弾により1−1。鹿島としてはなんとかドローに持ち込み、逆に京都としては痛恨のドローとなった。

引き分け以上で残留が確定する14位のアビスパ福岡と、引き分け以下なら9年ぶりの降格が確定する19位湘南ベルマーレの試合は試合終盤にスコアが動いた。90分、CKの場面でエリア内でファールがあったとしてVARが介入。福岡にPKが与えられ、これをMF見木友哉が冷静に決めて1−0。試合はそのまま終了し、湘南は2017年以来のJ2降格が決まった。なお湘南は5月の第16節、東京ヴェルディ戦(2−0)の勝利を最後に、ここまで19試合未勝利となっている。

そのほか、前日に行われた17位横浜F・マリノスが5位サンフレッチェ広島に3−0で勝利したことで最下位アルビレックス新潟の降格が決定。翌日の4位ヴィッセル神戸との試合は神戸に2点リードされるも、74分にMF島村拓弥、90分にFW若月大和のゴールで2−2のドローとした。なお神戸としては鹿島との勝ち点差を縮められる可能性があっただけに痛い結果となった。首位を追いかける2位柏レイソルは横浜FCと対戦し2−0で勝利。首位との差を1にした。一方で横浜FCは今回の敗戦でマリノスとの勝ち点差が5に開き、次節で鹿島に引き分け以下、横浜FMが京都に勝利すれば降格が決定する。

【第35節試合結果】

10月25日(土)
京都サンガF.C. 1-1 鹿島アントラーズ
横浜F・マリノス 3-0 サンフレッチェ広島
柏レイソル 2-0 横浜FC
浦和レッズ 0-0 FC町田ゼルビア
FC東京 3-1 ファジアーノ岡山
清水エスパルス 1-0 東京ヴェルディ
名古屋グランパス 0-2 ガンバ大阪
セレッソ大阪 2-0 川崎フロンターレ

10月26日(日)
アルビレックス新潟 2-2 ヴィッセル神戸
アビスパ福岡 1-0 湘南ベルマーレ

【順位】

1位 鹿島(67/+24)
2位 柏(66/+22)
3位 京都(62/+22)
4位 神戸(62/+15)
5位 広島(59/+13)
6位 町田(57/+14)
7位 川崎F(56/+15)
8位 浦和(53/+4)
9位 G大阪(53/-4)
10位 C大阪(49/+4)
11位 FC東京(45/-8)
12位 福岡(44/-4)
13位 清水(44/-5)
14位 東京V(42/-14)
15位 岡山(41/-9)
16位 名古屋(40/-10)
17位 横浜FM(37/-5)
18位 横浜FC(32/-18)
19位 湘南(26/-30)
20位 新潟(23/-26)

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