ドク&オライリーが輝く一方で…… 英紙はB.シウバ&ストーンズが起用された右サイドの迫力不足を指摘

マンチェスター・シティの左サイドで輝くドク photo/Getty Images

マフレズとウォーカーに続く存在は

CLリーグフェーズ第2節モナコ対マンチェスター・シティの一戦が行われた。

先制したのはアウェイのシティだ。アーリング・ハーランドのゴールでリードを得ると、44分にも追加点をゲット。前半に失点を許したものの、リードを保ちながら試合終盤を迎えることに成功した。

しかし、終了まで残りわずかというタイミングでPKを献上してしまう。これをモナコのエリック・ダイアーがしっかりと決め、2-2のドロー決着となった。

シティは長い時間モナコ相手にリードしていたものの、少しの気のゆるみが勝ち点を失う結果に繋がってしまった。

『BBC』では現役時代にプレミアリーグでのプレイ経験があるクリス・サットン氏がシティの問題点は右サイドにあると指摘した。

「なぜグアルディオラが(ベルナルド・)シウバをサイドで起用しているのか不思議だった。どうしても理解できないんだ。なぜ(ジェイミー・)ドクを下げてシウバを起用したのか」

「彼が足手まといだと言っているわけではないが、彼では相手のフルバックを抜くことができない。これは大きな問題だ。シティの良いプレイは主に左サイドから、あるいは(フィル・)フォーデンのターンから生まれていた」

「右サイドにはCBとして素晴らしいキャリアを持つジョン・ストーンズが右SBとしてプレイし、ベルナルド・シウバもそこでプレイしていた」

「彼らはもうダイナミックな選手ではない。最高の状態ではないんだ」

プレミアリーグ第2節、第3節で連敗を喫したシティは第4節から両SBの人選を変えている。左にニコ・オライリー、右にアブドゥコディル・クサノフを配置し、マンチェスター・ユナイテッドとの第4節からここまで負けなしできている。

オライリーの左SB起用がハマったことで、左サイドのコンビはドクとオライリーが鉄板となった。しかし、右はクサノフが負傷離脱したことで、試合に応じてコンビが変わっている。

今夏の移籍市場ではニューカッスルのティノ・リヴラメント、バルセロナのジュール・クンデを狙っていたことが表すようにシティの右SBはウィークポイントとなっている。右WGに関してもサビーニョ、オスカー・ボブと2人の若手がいるものの、前任者であるリヤド・マフレズには劣る。

左サイドの形ができた一方で、右サイドは未だ不安定なシティ。負傷中のラヤン・チェルキの復帰も近づいており、ペップ・グアルディオラ監督は今後右サイドのコンビをどのように見つけていくのか注目したい。

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