元マンUの「有望株」が危険運転からの復活へ 578日ぶりの出場で再出発を誓う

久しぶりの出場となったB・ウィリアムズ Photo/Getty Images

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再起の第一歩

かつてマンチェスター・ユナイテッドの将来を嘱望されたDFブランドン・ウィリアムズが、実に578日ぶりに公式戦のピッチに立った。危険運転による有罪判決からの復活を期して、24歳のDFは再出発を図っている。

2023年8月、アウディA3を時速160kmで運転中に事故を起こし、同乗していた女性に良いところを見せようとしていたと認めたウィリアムズは、2025年5月に14か月の懲役刑、執行猶予2年を言い渡された。裁判では、笑気ガス風船をくわえている姿が目撃者の動画に収められていたことも明らかとなり、3年間の運転禁止と180時間の社会奉仕活動も命じられている。

ユナイテッドからのローンでイプスウィッチ・タウンに所属していた2023年12月の出場を最後に沈黙していたウィリアムズだが、今週、チャンピオンシップのハル・シティの一員として15分間プレイし、復帰の第一歩を踏み出した。これはクラブとの契約を目指すトライアルの一環であり、新シーズン開幕を前に去就が注目される。
『Daily Mail』によると、ウィリアムズは5月の時点で「サッカーを見るのがつらい。自分もあの場にいたい、チームの一員として勝利を味わいたい」と語り、現役続行への強い意志を見せていた。さらに「移籍のオファーは多く届いている。アメリカ、ヨーロッパ、イングランド。でもまだ本当に準備が整っていなかった」と心境を吐露し、「異文化を経験したい。自分はまだ24歳。ヨーロッパの良いクラブ、または成長中のクラブで数年間プレイしたい」と語っている。

危険運転による転落から這い上がれるか。ユナイテッドがかつて見出した才能が、異国の地で再び輝きを放つ日は来るのか。注目が集まっている。

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