2026年にプレミア復帰の可能性も浮上 バイエルンFWの去就は6500万ユーロの契約解除条項がカギか

バイエルンのハリー・ケイン Photo/Getty Images

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歴代最多得点も視野に

ハリー・ケインの去就に再び注目が集まっている。『The Telegraph』によれば、ケインは2026年のW杯終了後にイングランド復帰を目指す可能性があると報じられている。また、他メディアでは、2026年に発動可能な契約解除条項が存在しており、その額は6500万ユーロに設定されているとも報じられている。

2023年にトッテナム・ホットスパーを離れ、バイエルン・ミュンヘンに加入したイングランド代表FWは、初年度に公式戦44得点を記録しながらも無冠に終わったが、翌シーズンのブンデスリーガ制覇によってようやくキャリア初の主要タイトルを手にした。

同紙によると、ケインに再びイングランド復帰説が浮上しており、特にマンチェスター・ユナイテッドがその有力な移籍先として取り沙汰されている。プレミア通算213得点を誇るケインは、アラン・シアラー氏の歴代最多記録「260」にあと47点と迫っており、この大記録達成をプレミアの舞台で目指すのではないかという憶測が高まっているようだ。
しかし、ケインは過去の発言においてユナイテッドへの移籍に明確なスタンスを示している。2023年9月、移籍の経緯について問われた際、以下のように語っていた。

「夏の間にいくつかのクラブとの話があったのは事実だが、バイエルンは本当に興味が湧いたクラブだった。他に大きな話し合いはなかった。ユナイテッドは素晴らしいクラブだし、ビッグクラブであることも分かっているが、自分はここ(バイエルン)に来る決断をしたし、本当に満足している」

バイエルンとの契約は2027年夏まで残っているため、2026年の夏はクラブが移籍金を得られる最後のタイミングになる。移籍先候補として古巣トッテナムの名も挙がっており、ケイン自身もクラブへの愛情を公言してきた。

当時、トッテナムの会長ダニエル・レヴィ氏は、バイエルン側との間で“買い戻し優先権”を確保したと明かしているが、具体的な金額や条件は不明のままである。

今後、ケインの去就は2026年に向けてさらに注目を集めることになるだろう。プレミア復帰のカギを握るのは、本人の意志と契約条項の行方だ。

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