アーセナルが撤退した大型ストライカーの未来は? 関心を示すクラブは多いが……

スポルディングのギェケレシュ Photo/Getty Images

どのチームに移籍するのか

アーセナルがヴィクトル・ギェケレシュの獲得交渉を一時“凍結”したという。『Record』によれば、スポルティングが求める移籍金8000万ユーロに辟易したアーセナルは、ストライカーのターゲットを再びベンジャミン・シェシュコに戻したという。

これによりギェケレシュは現時点で自身の“第一希望”から外れる形となったが、本人の意志は揺らいでいないという。ギェケレシュは今夏、他クラブからの関心がある中でも「アーセナル加入」を最優先に考えているとされる。最近ではマンチェスター・ユナイテッドからの接触もあったが、彼の希望は来季チャンピオンズリーグ出場権を持つアーセナルにある。

ただし、アーセナルの補強リストからギェケレシュが完全に外れたわけではない。シェシュコとの交渉が決着していない現状では、ギェケレシュは依然として“選択肢のひとつ”であり、状況次第では再浮上の可能性も残っている。

このような状況にもかかわらず、ユナイテッド側は現時点で同選手との契約を非現実的と見ているようだ。また、クラブ事情に詳しいジャーナリスト、アンディ・ミッテン氏は過去に『talkSPORT』で「クラブ上層部の関係者と話したが、ギェケレシュの名前は一切出てこなかった。ユナイテッドが獲得に動いている証拠は見当たらない」と発言していた。現段階での本格的な関心には疑問が残る。

なお、ユヴェントスやアトレティコ・マドリードもギェケレシュに関心を示しているが、いずれも本人がプレミアリーグ挑戦を優先しているという認識を持っているという。アーセナルが再び動くのか、それとも新たな移籍先候補が現れるのか。交渉の焦点は、依然として本人の強い意志にあるようだ。

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