33歳で迎えた今季はリーグで18ゴール20アシストの大暴れ スイスに戻ってきた英雄への大絶賛「サウジアラビアなど、もっと楽な道を選ぶこともできたはず」

バーゼルに戻ったシャキリ photo/Getty Images

古巣バーゼルで見事な活躍

今季のスイス・スーパーリーグを制し、国内カップ戦となるスイス・カップでも決勝まで駒を進めている名門FCバーゼル。そのチームで今季躍動したのが、33歳のベテランMFジェルダン・シャキリだ。

スイス代表でも長く活躍してきたシャキリにとって、バーゼルはプロキャリアを始めたクラブだ。そこからバイエルン、インテル、リヴァプールなど、各国のビッグクラブでプレイしてきた。

そして昨夏、シャキリはバーゼル復帰を決断。33歳とベテランにはなったが、実力はまだまだトップレベルだ。今季はリーグ戦で18ゴール20アシストと圧巻の成績を残し、チームの優勝に貢献してきた。

クラブのデイビッド・デゲン会長もシャキリを大絶賛しており、銅像を建てる考えまで口にしている。

「彼はサウジアラビアで資金集めをするなど、もっと楽な道を選ぶこともできたと思う。しかし、彼はバーゼルに戻ってきてくれた。彼にとって大きなプレッシャーとなったに違いない。それを彼は乗り越えた。素晴らしいストーリーだよ。脱帽だ。私は彼に銅像を建てるよと言ったんだ」(『Blue Sport』より)。

欧州トップリーグで活躍してきた選手が再び自国のリーグに戻ってきてくれるのは、サポーターにとっても嬉しい話だ。シャキリとバーゼルの再会は最高の結果となり、クラブとの契約も2027年まである。来季は欧州カップ戦での躍進を目指すシーズンだ。

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