元日本代表DF酒井宏樹が所属するチームがAリーグ優勝 しかしACLE、CWC出場は不可 一体なぜ?

酒井とオークランドFCの選手ら photo/Getty Images

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オーストラリアのリーグに所属するオークランドFC

元日本代表DF酒井宏樹が所属するオークランドFCにフランス紙が注目している。

これまでハノーファーやマルセイユ、Jリーグでは柏レイソルや浦和レッズでプレイした酒井。日本代表としてワールドカップ3大会(2014年、2018年、2022年)を経験し、不動の右サイドバックとして代表に貢献してきた。

現在35歳になった酒井は、昨年の夏に浦和レッズからオーストラリアAリーグ・メンの新興クラブであるオークランドFCへ移籍。クラブの初代キャプテンを任され、今季ここまで23試合3ゴール4アシストを記録。先日にはチームがリーグ創設1年目でのレギュラーシーズン優勝という偉業を達成した。
そうしたなか、『L'Équipe』は「オークランドFCは、リーグのトップにいながらチャンピオンズリーグに出場できない唯一のクラブ」と見出しを打ち、酒井が所属するクラブを紹介している。オークランドFCはニュージーランドのクラブチームであり、オーストラリアリーグの拡張を受け昨年Aリーグに加盟。オーストラリアとニュージーランドは地理上、オセアニアに属しているが、サッカーだとオーストラリアはアジアサッカー連盟(AFC)に、ニュージーランドはオセアニアサッカー連盟(OFC)にそれぞれ加盟している。AFCはニュージーランドのクラブを加盟国として認めていないため、オークランドFCはアジアのクラブチームが参加するACLE、ACL2両大会に出場できないと説明している。

またオークランドFCはOFCチャンピオンズリーグにも出場できないという。ニュージーランドのサッカーリーグはプロリーグでないことから、Aリーグに加盟したことでプロ資格を得たオークランドFCはこの大会に出場する資格が無くなったという。これらの結果、両大会の出場資格が無いことでクラブワールドカップの出場権も失ったことも説明している。

ちなみにオーストラリアのACLE出場枠はたったの1つ。優勝したオークランドFCの代わりに2位のメルボルン・シティが来季のACLEに出場することが決まっている。

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