香川真司が内田篤人氏に異議 現役とOBの“価値観の溝”が浮き彫りに「小馬鹿にされるのは残念」

日本代表で戦ってきた香川 photo/Getty Images

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発言の重み

セレッソ大阪に所属する香川真司が元日本代表DF内田篤人氏に対して、公然と異議を唱えた。発端となったのは、DAZNで放送中の番組『内田篤人のFOOTBALL TIME』でのひとコマである。

同番組内で冨安健洋が語ったところによると、ワールドカップに向けて香川から「しっかりと準備したほうがいい」とのアドバイスを受けたという。それに対して内田氏は「一個不安なのは真司ってこと」とコメント。このやりとりを切り抜いたDAZN公式のSNS投稿を、香川が引用する形で反応を示した。

香川は「こういう言われた方をするのは俺は好きではない」と率直な思いを明かしたうえで、次のように続けた。「前から思っていたけど、メディアに出て発言するなら誰であれ言動に責任はあると思う。現役を引退し言葉を発する仕事につくのであればアスリートへのリスペクトは持つべきだし、自分の考えや、自分のサッカー人生を小馬鹿にするような言動をされるとすごく残念に思う。次世代の為にもアスリートの価値が高まる報道や言動を今後期待したい」
この投稿には多くのファンが反応。「茶化しちゃダメな所とかは分かっててほしい」「電話して言えばいいのに」「内田は悪意は無く、話にちょっと面白いオチを付けた感じだったのかな?」と、さまざまな見解が寄せられている。

現役選手として発信する香川の姿勢は、プロフェッショナルとしての覚悟とも取れる。一方、長く日本代表を支えた内田氏の発言も、あくまで番組の文脈内での“軽い冗談”として語られた可能性もある。だが、今回の件は現役とOBの間に存在する価値観や意識の違いをあらためて浮き彫りにする出来事となった。


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