イングランド黄金世代とチェルシーでリーダーだったが…… ジョン・テリーに監督オファーはこない「コーチとしてはもう終わりだろう」

チェルシーなどで活躍してきたテリー photo/Getty Images

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今はチェルシーのアカデミーで指導中

まだ結果を出せている者は少ないが、イングランド黄金世代と呼ばれた世代は続々と指導者の道へ進んでいる。ミドルズブラを指揮するマイケル・キャリック、スコット・パーカーはバーンリーを率いて今季プレミアリーグにチャレンジする。

その一方、そうしたルートに乗っていない者もいる。黄金世代の中心でもあったDFジョン・テリーだ。

2018年に現役を退いてから、テリーはアストン・ヴィラのアシスタントコーチとして指導者キャリアをスタートさせた。現役時代はチェルシーでも偉大なキャリアを築いてきただけに、テリーも指揮官になっていくと考えた人は多いはず。
しかしテリーにはそうした話がなく、レスター・シティのアシスタントコーチを経て、現在は古巣チェルシーのアカデミースタッフに入っている。アカデミースタッフと言っても、中心的な役割ではないのだとか。英『The Sun』によると、テリーは指揮官の道は諦めたと語っている。

「コーチとしてはもう終わりだろう。人生を楽しんでいる。今はチェルシーのアカデミーでパートタイムで働いている。子供たちと接するのは大好きで、自分の知識と経験を子供達に伝えたいと思っている」

「ヴィラではディーン・スミスの下で経験を積むことができて、プレミア昇格も経験できた。良い思い出だ。プレミアリーグでアシスタントコーチを務めることができて、現役時代にはチェルシーやイングランド代表で主将として経験を積んできた。指揮官の仕事を得るには十分な経歴だと思っていた。でも、具体的なオファーはなかった。いくつかコンタクトも取ったけど、『経験がない』としか言われなかった。今指揮官を務めている皆を見ると、困惑するよ。『イライラしているか』と問われれば、そうだ。自分には本当に良い指揮官になるための素質があると思っているのに、それが実現していないからね」

まだテリーは44歳であり、指導者としては若い。現役時代の経験値を伝え切れないとなれば少々残念だが、本当に指揮官の道を諦めるのだろうか。



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