リヴァプールにとっては少し複雑? 今夏レヴァークーゼン移籍のDFクアンサーはイングランド代表デビューするところまで急成長した

アルバニア戦に出場したクアンサー(奥) photo/Getty Images

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今のリヴァプールなら重要戦力になった可能性も

センターバックのイブラヒマ・コナテの不調、今夏獲得した18歳のDFジョバンニ・レオーニの長期離脱もあり、リヴァプール守備陣は選手層と質の両面で物足りなさがある。

リヴァプール専門サイト『Liverpool.com』が嘆いたのは、今夏にレヴァークーゼンへ売却したDFジャレル・クアンサーだ。

22歳のクアンサーはリヴァプールのアカデミーで育ってきた選手で、今夏にレヴァークーゼンへ3500万ユーロで移籍。レヴァークーゼンではヨナタン・ターが退団したこともあり、クアンサーは開幕から出番を得ている。リヴァプールでは出番が限られていただけに、出場機会を求めていたクアンサーにとっては良い選択だったと言える。
その活躍が認められ、クアンサーは16日に行われた2026ワールドカップ欧州予選のアルバニア戦でイングランド代表デビューを果たした。アルバニア戦では右サイドバックに入ったが、センターバックとサイドバックの両方に対応可能となれば大きい。イングランド代表の右SBはタレント揃いではあるが、最終ラインのバックアッパーとしてクアンサーがW杯のメンバーに入る可能性もあるだろう。

アルバニア戦後にはトゥヘルも「クアンサーのデビュー戦には感銘を受けたよ。彼にとってはデビュー戦だったが、まるで50キャップを記録しているかのようなプレイぶりだったね」と称賛している。

同メディアは「クアンサーが今夏に下した移籍の決断は上手くいっている。リヴァプールで多くの人が見出した彼のポテンシャルが世界的に認められようとしている。今季のリヴァプールの守備問題、レオーニの負傷による選択肢の少なさを考えると、クアンサーはチームにとって有用な選択肢になったに違いない」と伝えていて、リヴァプールにとってクアンサーの成長は複雑か。



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