マインツで躍動の佐野海舟は《今季のブンデス新戦力ランクTOP5入り》 250万ユーロの補強からの大ブレイク

マインツでプレイする佐野 photo/Getty Images

ブンデスリーガ1年目から躍動

今季のドイツ・ブンデスリーガでサプライズ選手の1人となったのがマインツMF佐野海舟だ。昨夏に鹿島アントラーズから加入した佐野は、ドイツでは無名の選手だった。それが1年目から中盤でフル稼働することになり、この活躍ぶりにはマインツのサポーターはもちろん、日本のファンも驚いたのではないか。

驚くほどスムーズにマインツのサッカーに適応することになり、ドイツ国内でも評価は極めて高い。

独『Bild』は『今季のブンデスリーガ・ベスト新加入選手ランキング』を作成しているが、佐野はそこで5位に選ばれている。

「マインツは佐野を鹿島アントラーズから250万ユーロで獲得したが、彼の市場価値は今や1700万ユーロまで上昇している。彼はドイツ語も英語も話せなかったが、同僚のナディーム・アミリらの助けもあり、現在では絶対の主力だ。リーグ戦で欠場した時間は僅か16分のみであり、前任のレアンドロ・バレイロのことを口にする人はもう誰もいない」

同メディアはこのように佐野の1年を称えている。移籍金が手頃だったのもベスト補強の1つに挙げられる理由だろう。

佐野より高い評価を得た選手では、4位がニュルンベルクからフランクフルトに加入したDFナサニエル・ブラウン、クリスタル・パレスからバイエルンに加入してブンデスリーガ制覇に貢献したFWマイケル・オリーセ、2位はシュツットガルトからドルトムントに加入し、リーグとCLの両方でゴールを量産してきたFWセール・ギラシ。

そしてベスト補強ランク1位は、ハイデンハイムから700万ユーロでボルシアMGに加わった大型FWティム・クラインディーストだ。今季リーグ戦で16ゴール9アシストの成績を残し、昨年10月には29歳にしてドイツ代表デビューも果たした。ボルシアMGの前線に君臨する大黒柱であり、この1シーズンで評価は急上昇した。1位の選出も納得か。

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