“セリエB”で戦っていた4カ月前からアズーリの点取り屋へ 20歳のエスポジトが驚くキャリアの変化「全てがあっという間に起きた」

モルドバ戦でもゴールを決めたエスポジト photo/Getty Images

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今回のモルドバ戦でも得点

昨季までセリエAでのプレイ経験がなかった若きストライカーは、この4カ月ほどでアズーリに欠かせない戦力になりつつある。

キャリアが激変したと語るのは、インテルに所属するイタリア代表FWフランチェスコ・ピオ・エスポジト(20)だ。

エスポジトは昨季インテルからセリエBのスペツィアにレンタル移籍しており、そこで19ゴールを挙げて得点王のタイトルを獲得。その活躍から今季はインテルでバックアッパーFWのポジションを確保し、9月のカリアリ戦ではセリエA初ゴールを記録した。
これだけでも凄いが、9月にはイタリアA代表デビューまで飾った。そこでは10月に行われた2026ワールドカップ欧州予選・エストニア戦で初ゴール、さらに今月13日に行われた欧州予選・モルドバ戦でも途中出場から後半アディショナルタイムに貴重なダメ押しゴールを記録。チームの2-0勝利に貢献した。

伊『Sky Sport Italia』によると、エスポジト自身もこのキャリアの変化に驚いているようだ。アズーリでもエスポジトは途中出場から流れを変えてくれる貴重なFWになっていて、ワールドカップ出場へ欠かせない戦力だ。

「全てがあっという間に起きた。たった4カ月前までスペツィアの選手としてセリエBでプレイしていたのに、そこからクラブワールドカップ、セリエA、そしてイタリア代表だ。でも、だからこそ地に足をつけていかないと。スランプの時期が来た時に備え、原点を忘れないようにしたいんだ。そして強くなるための努力をやめないようにしたい。監督のガットゥーゾとキヴが信頼を示してくれたから、僕はピッチ上でそれに応えられるよう努力するだけだよ」

イタリアは欧州予選グループIで2位につけていて、16日に最終節で首位のノルウェー代表と対戦する。ノルウェーとは3ポイントの差があることに加え、得失点差でも9点差をつけられている。イタリアの首位通過は現実的ではなく、グループ2位からプレイオフへ回るのが現実的なシナリオだろう。

プレイオフの戦いでもエスポジトは貴重な戦力となるはずで、イタリアは総力戦で出場権を掴み取りにいかなければならない。



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