「試合に出て感覚を取り戻したい」 浦和DF犬飼智也、出場機会求めて柏へ期限付き移籍

出場機会を求めて柏への期限付き移籍を決断した犬飼 photo/Getty Images

今季は怪我からの再起を図るも……

柏レイソルは24日、浦和レッズからDF犬飼智也を期限付き移籍により獲得することで合意に至ったと発表した。メディカルチェック後に正式契約を結ぶ予定とのことだ。なお、契約により浦和と対戦する公式戦には出場できない。

現在30歳の犬飼は、清水エスパルスでプロとしてのキャリアをスタート。松本山雅FC(期限付き移籍)、鹿島アントラーズでのプレイを経て、2022年に浦和へ移籍した。加入1年目の昨季は開幕スタメンを勝ち取ったが、第6節の北海道コンサドーレ札幌戦で負傷。その後の検査で左膝蓋骨骨折および、膝蓋腱部分断裂が判明し、全治6ヶ月と診断される。実戦復帰が叶わないまま1年目を終え、リーグ戦6試合の出場にとどまっていた。

そして、浦和2年目の今季は再起を図ったが、なかなか出場機会をもらえず、ルヴァン杯3試合、天皇杯1試合に出場するのみ。苦しい時期を過ごす中で、柏への期限付き移籍が決まった。
そんな犬飼はそれぞれのクラブを通じて、次のようなコメントを残している。

◯浦和
「柏レイソルに期限付き移籍することにしました。試合に出れず、自分のコンディションを上げきれない中でオファーをいただき、試合に出て感覚を取り戻したい。レベルアップしたい。と思い決断させていただきました。浦和レッズの素晴らしいファン・サポーター、スタッフ、チームメートが1つでも多くのタイトルを取れることを祈っています」

◯柏
「浦和から期限付き移籍をしてきました、犬飼智也です。チームを1つでも上の順位に上げられるよう、責任、覚悟を持って自分のできることを柏のためにすべて捧げます。一緒に戦いましょう」

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