アトレティコに再び堅守は戻るか アスピリクエタ、ソユンクら最終ラインに加わる実力者たち

アトレティコに加入したアスピリクエタ photo/Getty Images

直近2シーズンはやや失点が増えていた

新シーズンのリーガ・エスパニョーラ制覇へ向け、アトレティコ・マドリードがまず手をつけたのが守備の補強だった。

今夏は守備の補強で素早い動きを見せており、すでにレスター・シティからDFチャグラル・ソユンク、チェルシーからセサル・アスピリクエタ、セルタからハビ・ガラン、ラシン・クラブからウルグアイの若手DFサンティアゴ・モウリーニョを獲得している。

ソユンクとモウリーニョはセンターバックを務める選手で、ソユンクはレスター・シティでプレミアリーグの戦いを経験してきている。チームは2部へ降格してしまったが、即戦力として計算できる。
モウリーニョは21歳と若い選手だが、自国ウルグアイのラシン・クラブでは主力としてプレイしてきた。今年に入ってからはウルグアイ代表にも招集を受けており、また1人ウルグアイから楽しみな若手が出てきた。

リーガで高い攻撃力を発揮してきた左サイドバックのガラン、圧倒的な経験値を誇るアスピリクエタの補強も大きい。アスピリクエタは両方のサイドバックに加え、3バックではセンターバックにも入れる。33歳を迎えているものの、守備力は言うことなしだ。

アトレティコはディエゴ・シメオネの下で安定した守備を軸に戦ってきたが、直近2シーズンは失点数が増えていた。2013-14シーズンから8シーズン続けて失点数を30点以下に抑えていたのだが、2021-22シーズンはリーグ戦で43失点、昨季は33失点喫している。

攻撃面もアントワーヌ・グリーズマンを筆頭に実力者は揃うが、やはりシメオネ・アトレティコの強みは守備だろう。安定した最終ラインを整え、狙うは2020-21シーズン以来のリーガ制覇だ。

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