仕事ぶりはまさにストライカー 32歳の “職人”が難しいゲームを完全にコントロール 

2ゴール1アシストを記録したギュンドアン photo/Getty Images

勢いに乗るエヴァートンを制圧

プレミアリーグ第36節でエヴァートンと対戦したマンチェスター・シティ。CLラウンド4・2ndレグのレアル戦を睨んで、DFジョン・ストーンズやMFケビン・デ・ブライネ、FWジャック・グリーリッシュなど複数選手がベンチスタートとなった。

エヴァートンは前節ブライトン相手に5-1と快勝し、プレミア残留に向け勢いに乗っていた。前半開始からシティがボールを保持する形が続くものの、決定機は作れず、エヴァートンのダイナミックなカウンターに苦戦。しかし、前半37分マフレズのクロスからMFイルカイ・ギュンドアンの技アリゴールで先制を果たす。その後勢いに乗るシティはまたもこの男が魅せる。ギュンドアンが正確なクロスからFWアーリング・ハーランドの追加点をアシスト。

後半もギュンドアンの勢いは止まらず、FWフィル・フォーデンが獲得したFKを落ち着いて決め、この日2得点目をマーク。3点差にしたギュンドアンは、ゲームの流れを読みながらプレイする位置を巧みに変え、中盤から試合を完全にコントロール。76分にギュンドアンはミッドウィークのレアル戦も考えての交代となるが、チームはCLを控える重要なゲームを見事勝利。レアル戦に向けて弾みをつけた。この試合のMOMは間違いなくギュンドアンだ。シティの攻撃はハーランドやデ・ブライネに目が行きがちだが、大事な試合でストライカーのような働きをするのが切り札ギュンドアンだ。
これでギュンドアンはリーグ戦は2試合連続での得点となり、2試合で4ゴールとストライカー顔負けの仕事ぶりを見せている。昨シーズンの最終節アストン・ヴィラ戦でも途中出場ながらも2Gをマークし優勝に貢献している。今シーズンもタイトル獲得にはこの男の職人のような仕事ぶりが欠かせないものになるだろう。

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