レジェンドのドログバもガッカリ 「カリスマ的リーダーがいない」とCL敗退の古巣に指摘

チェルシーのエースストライカーであったドログバ photo/Getty Images

かつてのオーナーと比較するドログバ

今シーズン思うような結果の残せていないチェルシー。今シーズン、チームの改革のためにグレアム・ポッターを指揮官に招聘したものの、今月解任した。現在はクラブOBのフランク・ランパードを暫定監督に迎えている。しかしチームの状況は改善されず、CLラウンド8・2ndレグのレアル・マドリードにも敗戦したため、4連敗を喫している。

そんなチームの状況を嘆いているのが元コートジボワール代表FWディディエ・ドログバだ。ドログバは約9年間チェルシーに在籍。2度のプレミアリーグ得点王に輝き、クラブに初のCL制覇をもたらすなど数々の功績を残してきたクラブのレジェンドだ。

英『Daily Mail』によるとドログバはレアル戦での敗戦を受けて、新オーナーのトッド・ボーリー氏らを、前オーナーのロマン・アブラモビッチ氏と比較して苦言を呈しているようだ。アブラモビッチ時代も大金を使い、アンドリー・シェフチェンコやペトル・チェフなど大型補強をしていたが「彼は賢明だった」とドログバは述べており、現在選手獲得との違いをこう説明している。
「彼ら(アブラモビッチ時代に獲得した選手)は確かな経験を持つ選手だ。若い選手に賭ける今の戦略とは異なる。しかし30 人以上の選手がいる更衣室は監督にとって (管理するのが)難しいんだ。彼らにはカリスマ的なリーダーがいない。ゲームに挑戦し、責任を負うプレイヤーが必要だ。スタジアムにちょっとした狂気をもたらす選手が必要なんだ」

若い選手を獲得し育てる方向にシフトを変えている現在のチェルシー。新オーナーに代わり変革を始めたばかりではあるが、指揮官の選定だけではなく絶対的リーダーの育成も再び強豪に返り咲くためには欠かせないタスクである。

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