チェルシーでの“500試合”で全部勝ち取った男 CLもELもプレミアも獲ったアスピリクエタ圧巻の10年半

チェルシーで500試合出場を果たしたアスピリクエタ photo/Getty Images

守備面で10年間常に安定していた

2012年にチェルシーへ加わってから10年半。DFセサル・アスピリクエタほど安定したパフォーマンスを継続してきた選手も珍しいだろう。

派手さはないかもしれないが、アスピリクエタはサイドバックから3バック時のセンターバックまで幅広い仕事をこなしてきた。1対1の対応に強く、プレミアリーグと世界を代表するアタッカーを何度も封じてきた。守備面において計算しやすい選手と言えよう。

そのアスピリクエタは、21日に行われたプレミアリーグ第21節のリヴァプール戦でチェルシー通算500試合出場を達成。このゲームは9分間のみの出場だったが、33歳を迎えた今も貢献度は変わらない。先発、途中出場に関わらず守備固めの部分で頼りになる選手だ。
ビッグクラブのチェルシーではポジション争いも激しいが、アスピリクエタは常にポジションを守り続けてきた。怪我が少ないのも特長的で、加入から出場試合数が40試合を下回ったシーズンは1つもない。

また、この10年半ですべてのタイトルを手にしてきた点も見逃せない。プレミアリーグ、FA杯、EFL杯、チャンピオンズリーグ、ヨーロッパリーグ、クラブワールドカップ、UEFAスーパー杯を獲得しており、チェルシーサポーターとともに全タイトルの歓喜を味わってきた。

この500試合は大成功と言えるはずで、実力はサポーターが一番理解しているだろう。リーダーシップもあり、アスピリクエタもクラブの直近10年を代表する大ヒット補強と言えそうだ。

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