「ティエリ・アンリの再来」 ドリブルもチャンスメイクもシュートも一流のG・ジェズス大ブーム止まらない

アーセナルで輝き放つG・ジェズス photo/Getty Images

まるでアンリのようなプレイを……

アーセナルでFWガブリエウ・ジェズスのブームが止まらない。

20日にプレミアリーグ第3節でボーンマスと対戦したアーセナルは前半5分、11分とMFマルティン・ウーデゴーが電光石火の2ゴールを決めてリード。試合のペースを握った。

中でも先制点で光ったのがジェズスのプレイだ。相手に囲まれながらも巧みなドリブルでイン、アウトと相手を翻弄し、左サイドを上がったガブリエウ・マルティネッリに絶妙なタイミングでパス。その流れからウーデゴーのゴールが生まれており、ジェズスは単なるゴールゲッターではない。
英『Daily Mail』はそのパフォーマンスから、「ティエリ・アンリの再来」と絶賛する。左サイドから仕掛ける姿勢や、密集を突破するテクニックには確かに共通点があるか。

また、ジェズスは175cmとそこまで大柄な選手ではないものの、前線でボールを収める力もある。ここまで開幕から9回の空中戦勝利数を記録しているが、これはチームトップの数字だ(数字は『WhoScored』より)。

得点力はもちろん、ブラジル人選手らしい足下の技術、周囲を活かすチャンスメイク力、守備にも走れる献身性など、ここまでジェズスは大ヒットだ。

きっちりと序盤からアーセナルのスタイルにフィットしたのも大きい。アーセナルは開幕からクリスタル・パレス、レスター・シティ、ボーンマス、フラム、アストン・ヴィラと、開幕5試合のスケジュールがまずまず恵まれている。昇格組とのゲームが2つもあり、この序盤でジェズスのような新戦力が手応えを掴めたのは大きい。

9月に入ると4日にマンチェスター・ユナイテッドとの対戦が控えている。マンUも状態が良いとは言えないが、戦力的には強敵だ。ここでもきっちりと結果を出せれば、今季のアーセナルはリズムに乗るかもしれない。

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