PSGでのデビューから10年 今季“45戦無得点”のラビオはワールドクラスのMFになったのか

ユヴェントスでも主力を務めてきたラビオ photo/Getty Images

天才と評されてきたキャリア

ユヴェントスのMFアドリエン・ラビオに退団の話題が浮上している。

ラビオは2012年にパリ・サンジェルマンでデビューを果たした選手で、若い頃より期待は大きかった。現在は27歳を迎えているが、果たしてラビオはワールドクラスのMFなのだろうか。

フランス代表にも継続して招集されており、今月のネーションズリーグでも3試合に出場している。足下の技術も安定し、守備的な役割もこなせる。ユヴェントスで今季45試合に出場していることがクラブからの信頼を表しているとも言えるが、どこか評価が上がりづらい選手でもある。

気になる点があるとするなら、得点力か。積極的に得点を奪いにいく選手ではないものの、今季ユヴェントスでは45試合で1ゴールも奪っていない。得点とアシストの数字を伸ばすことができれば評価は安定するはずだが、その課題はクリアできていない。

2019年にユヴェントスへフリーで加入したラビオは、年俸が700万ユーロと高額だ。得点数を考えると、年俸に見合う働きではないと評価する人もいるかもしれない。

今季終盤戦もラビオはユヴェントスの力になっていたが、その実力はワールドクラスなのか。若い頃からビッグクラブでプレイしてきた実力者なのは間違いないが、やや評価するのが難しい選手となっている。

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