11日に行われる
先日のバルセロナ戦では後半アディショナルタイムにジョルディ・アルバがゴールを決め、レアル・ベティスに勝利したバルセロナ。期待の若手であるアンス・ファティが復帰してゴールを決める記念すべきゲームとなった。
しかし、チームの中心であるセルヒオ・ブスケッツにイエローカードが提示されており、次節セルタ戦で起用できなくなった。攻守の軸となれる選手であり、不在は残念だが、リーグ戦ではCL出場権を獲得できる4位以内でフィニッシュする可能性は高く、代役を見極めるいい機会だといえる。
だが、そんなときに限って中盤は手薄だ。ペドリ、ニコ・ゴンザレスが怪我で離脱しており、起用できる状態じゃない。そのため、カンテラの若手を引き上げるか、フレンキー・デ・ヨング、ガビ、リキ・プッチの限られた3人で中盤を組むしかない。
であれば、デ・ヨングがアンカーの位置でプレイすることになるか。インサイドハーフの選手ではあるが、今季は何度かアンカーでプレイしている。視野の広さとパスの精度、ボールを受けるポジショニングは抜群だ。ブスケッツほどではないが、彼も十分にいいアンカーとなれる。
西『MUNDO DEPORTIVO』でもブスケッツの代役に誰を起用するのか話題になっており、デ・ヨングに加えてエリック・ガルシアの可能性もあると主張している。ガルシアについてはオランダ代表MFを欠いた場合のみの選択肢のようだが、確かにガルシアの配球力は中盤で見てみたい。幸い、最終ラインは選手が揃っており、ガルシアのポジションを上げてもさほど問題はない。
また、伸び悩んでいるプッチの先発起用にも西『MUNDO DEPORTIVO』は期待している。2019シーズンに出場機会を伸ばした若手だが、思うように活躍できず、今季はリーグ戦321分しかプレイしていない。プッチ自身22歳と若手の台頭が多いバルセロナでは若い部類には入っておらず、そろそろ今後の去就を決める必要がある。残留するにはアピールが必須であり、セルタ戦はプッチにとって大事なゲームとなりそうだ。
バルセロナのサッカーを構築する中で最も重要とされる中盤3枚の並び。特にアンカーの人選は大事であり、シャビ・エルナンデス監督の采配に注目だ。