国内外の複数上位クラブが興味か
はたして今夏、イタリア・セリエAで活躍している万能MFは初のビッグクラブ挑戦を選択することとなるのだろうか。現在、欧州の各方面から熱視線を浴びている中堅クラブ所属の選手がいる。
その選手とは、エラス・ヴェローナのチェコ代表MFアントニン・バラク(27)だ。伊『Corriere della Sera』によると、現時点で同選手の獲得には国内外の複数ビッグクラブが興味を抱いている状況だという。当初はナポリが獲得に迫っているとの報道もあったが、現在はプレミアリーグやブンデスリーガの上位クラブからもヴェローナに対しての問い合わせが寄せられているようだ。
今季はセリエAでここまで29試合に出場し、11ゴール4アシストの成績を収めているバラク。攻撃的MFを主戦場とする選手で、身長190cmのフィジカルを生かした空中戦やパワフルなドリブルはセリエAでも高く評価されている。また、高い献身性も彼の大きな魅力となっており、彼は豊富な運動量を前面に押し出してチームの守備強度を押し上げる。それでいて水準以上のテクニックも備えているというのだから、移籍市場で人気が出るのも無理はないだろう。
これまではスラヴィア・プラハやウディネーゼなどでプレイしてきたが、まだ欧州5大リーグの上位クラブには所属した経験のないバラク。昨年12月に27歳となったものの、彼は20代後半でようやくビッグクラブに挑戦することとなるのだろうか。攻守で輝ける万能MFなだけに、移籍となれば新天地での活躍には注目したい。