バルセロナ首脳陣がテア・シュテーゲンに来年1月放出を伝達 本人も移籍を了承と現地報道

バルセロナのマルク・アンドレ・テア・シュテーゲン photo/Getty Images

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関係修復も去就は不透明なまま

背中の再手術に関するラ・リーガあての医療報告書への署名を拒否したマルク・アンドレ・テア・シュテーゲンに対してバルセロナが制裁として主将剥奪を発表するなど、8月に入ってから同選手とクラブとの関係悪化が顕著になった。

ようやく8日(現地時間)にテア・シュテーゲンが署名に応じ、バルセロナも主将剥奪の措置撤回を発表。さらにテア・シュテーゲンがサポーターとの交流イベントの場で、「自分とクラブとの問題を解決することが大事だと思っている。今は前を見つめるべき時だ」と語ったことでこの問題はひとまず収束した。

もっとも、これ以前から指摘されていたヴォイチェフ・シュチェスニーの契約延長やジョアン・ガルシアの加入によるテア・シュテーゲンの第3ゴールキーパー降格という問題は依然として残っている。そしてバルセロナ首脳陣の方針もこれまでと変わっていないようだ。
バルセロナが本拠地を構えるカタルーニャ州の地元紙『El Nacional』によれば、同クラブのジョアン・ラポルタ会長とスポーツディレクターのデコ氏は、来年1月に移籍金の発生しない形でテア・シュテーゲンを放出するつもりであると本人に対して伝達し、テア・シュテーゲンもこれに同意したという。

テア・シュテーゲンは、クラブと合意のうえで契約を解消し、移籍先を探すことになるようだ。バルセロナで出場機会が得られない場合、来年夏に開催予定の北中米ワールドカップ本大会への出場が有力視されているドイツ代表のメンバーに選出されない可能性があることを危惧しての決断ではないかとも同紙は伝えている。

バルセロナの不動の守護神として一時代を築いたテア・シュテーゲンだが、もはや退団は不可避なのかもしれない。

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