大勝でのW杯出場決定に沸くドイツ しかし識者は「もっと良いチームがいる」と冷静な指摘

スロバキア戦でのドイツの選手達 photo/Getty Images

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5連勝で本大会出場権を獲得

17日(現地時間)、ドイツはワールドカップ欧州予選でスロバキアと対戦し、6-0で勝利して19大会連続21回目の本大会出場を決めた。

ドイツは9月に行われたスロバキアとの初戦に0-2で敗れてしまい、一時は予選通過が危ぶまれていたが、そこから5連勝を飾ってグループ首位で本大会へのチケットを手にした。

勝利を積み重ねるごとにチームは自信を深めていて、最終戦のスロバキア戦後には守備の要であるニコ・シュロッターベック(ボルシア・ドルトムント)も「今日のような試合ができれば、どんな相手でも倒せる」と手応えを口にしている。
しかし、その一方で今のドイツに本大会で優勝争いに加われる力はないという指摘もある。現役時代にリヴァプールやバイエルン・ミュンヘンで活躍したディトマール・ハマン氏は、ドイツメディア『ran』とのインタビューの中で以下のように語っている。

「重要なのは、ようやく予選を首位で通過して本大会出場を決めたということだ。ヨーロッパにはドイツよりももっと良いチームが幾つかいる。イングランド、フランス、そしてスペインだ。来年の本大会でドイツは強豪国という広い枠の中には入るが、それよりも小さな優勝候補というグループにはいないだろう。そして来年の夏までにその構図が大きく変わることもないと思っている」

ドイツは優勝した2014年のブラジル大会以降、直近2大会はいずれもグループステージ敗退に終わっている。そうした最近の成績もハマン氏の意見に影響を与えているのかもしれない。

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