数年後には“ワールドクラス”と呼ばれる存在に? シュロッターベックが臨むドルトムントでの新たな挑戦

来季からドルトムントでプレイするシュロッターベック photo/Getty Images

新天地でのさらなる飛躍に期待

はたして、今夏にステップアップを果たす若者は新天地でワールドクラスと呼ぶに相応しいセンターバックとなれるのか。現時点での期待値は間違いなく大きい。順調に育てば世界基準の守備者となれるポテンシャルは備えているはずだが、彼は新たな活躍の場を得てどこまで伸びるのか。

その選手とは、今季終了後にフライブルクからドルトムントへと向かうドイツ代表DFニコ・シュロッターベックだ。かねてよりビッグクラブ移籍の噂があった同選手だが、先日ついに次なるステップ先が決定。来季はドイツ国内の強豪でプレイすることとなった。ここでも成功を掴むことができれば、シュロッターベックは一気に世界的な知名度を得ることができるだろう。

そのための能力も備えている。今季ここまでフライブルクでブンデスリーガ31試合に出場しているシュロッターベックは、そのなかで71回のタックル成功数(リーグDF中3位)や155回のクリア数(同5位)、128回の地上戦勝利数(同4位)、105回の空中戦勝利数(同2位)といった成績を記録中。あらゆる部門でリーグ屈指のスタッツを叩き出しており、ポテンシャルの高さは窺い知ることができるだろう。
「ニコは背が高いから空中戦で非常に強いし、ビルドアップでも正確なパスが光る。そして、ゴール前でも脅威だね。そして何より、彼はピッチ内外でチームに素晴らしい影響を及ぼしてくれるんだ。ドルトムントでも成功すると思うね。彼のステップアップにはピッタリな道を選んだと思うよ」(独『Sport Buzzer』より)

そして、そんなシュロッターベックの能力に関してはカールスルーエ時代に彼を指導したルーカス・クヴァスニオク氏もこのように語っている。初のビッグクラブ挑戦となる同選手だが、彼の能力ならば問題なくプレイすることが可能か。

ドルトムントの守備陣を救う存在となることに期待がかかるシュロッターベック。はたして、新天地でこのCBはどこまでその評判を高めることができるのか。今から来季が楽しみだ。

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