復活の狼煙を挙げる先制点 ゴールこそ浦和と江坂任を勢い付ける特効薬だ

先制点を決めた江坂 photo/Getty Images

湘南戦で今シーズン初ゴールを決めた

浦和レッズはJ1第3節で湘南ベルマーレと対戦。江坂任のゴールで先制点を奪うと、終盤には馬渡和彰が移籍後初ゴールを決めて2-0で勝利した。江坂はチャンスメイクとフィニッシュの両方で大きな活躍を見せている。

富士フイルム・スーパーカップで2ゴールを決めた江坂だが、J1開幕からいまだに得点がなかった。そんな中で挑んだ湘南戦で今季初ゴールを記録してチームの勝利に貢献する。

先制点が欲しかった浦和は16分、楔のパスを受けた江坂が最終ラインからオーバーラップしていた左サイドバックの大畑歩夢にスルーパスを出す。江坂はそのままゴール前へと飛び出していくと、大畑のクロスが江坂へと渡る。ダイレクトでシュートを放った江坂がゴールネットを揺らして先制点を奪った。

AFCチャンピオンズリーグの影響で連戦が続く浦和。その中で新型コロナウイルスによって戦えるメンバーが限られてしまい江坂は出ずっぱりになっていた。第2節のガンバ大阪戦や前節の川崎フロンターレ戦など疲労の影響からか精彩を欠くシーンも見られたが、今節序盤でゴールを決めたことで、自身のパフォーマンスも向上させた。サポーターが待ち望んだ江坂の得点は、浦和と自身を活気づける大きな特効薬となっただろう。

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