アーセナルの心臓がAFCON出場で離脱へ 代役となる2つの選択肢

マンチェスター・シティ戦で躍動したトーマスが離脱することになる photo/Getty Images

離脱は苦しい

負けはしたものの、王者マンチェスター・シティ相手に善戦したアーセナル。特に前半の出来は完璧であり、あのパフォーマンスをフルタイムで続けられれば、プレミア制覇も見えてくる。そんな大事な試合で活躍したのが、MFトーマス・パルティだ。

アトレティコからやってきた中盤のハードワーカーはこの試合、グラニト・ジャカとダブルボランチを形成しており、攻守に躍動していた。攻撃では推進力のあるドリブルで運び、正確なパスで前線につなげてみせた。守備では攻撃の芽を摘む鋭いタックルを見せており、今季最高のパフォーマンスだったといえる。英『90min』でもチーム最高9点の評価を得ており、特に守備面での貢献が大きかったと賞賛されている。

以前まではどちらかといえば低調なパフォーマンスを批判されてしまう側の選手だったが、ここでの復調はガナーズにとっても大きい。

しかし、パルティはシティ戦を最後にチームから離脱することになっている。彼はガーナ代表に選ばれており、チームメイトのモハメド・エルネニーと共にアフリカネーションズカップ(AFCON)に参加する。

ガナーズとしては苦しいが、戻ってくると予想される約1カ月の間、パルティとエルネニーがチームから離れることになる。また、エインズリー・メイトランド・ナイルズもローマ行きが噂されており、ジャカの相方を務めるのはアルベール・サンビ・ロコンガだろう。ここのところ出場数を減らしているが、トーマスが怪我でいない時期はボランチでピッチに立っており、才能の片鱗を見せている。まず彼が第一の選択肢となる。

また、以前から噂されているボランチ補強の可能性もある。ターゲットはレアル・ベティスのギド・ロドリゲスやアストン・ヴィラのドウグラス・ルイスといったボールハンターの名前が挙がっており、中盤の選手層を一気に厚くさせる選択肢も悪くない。

シティ相手に善戦もその試合で活躍した中心選手を欠くことになったガナーズ。プレミアの次節は最大のライバル、トッテナムであり、それまでにジャカの相方を定めておきたい。

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