監督交代でライプツィヒは甦るのか “3バック”得意の指揮官招聘で逆襲へ

ライプツィヒの新指揮官に就任したテデスコ監督 photo/Getty Images

人材は揃っている

ブンデスリーガ第14節終了時点で14位に沈み、今季開幕から指揮を執っていたジェシー・マーシュ監督の解任に踏み切ったRBライプツィヒ。今季の同クラブはなかなか調子が出なかったものの、この監督交代で風向きは変わるのか。シーズン前半戦は苦しい時間を過ごした彼らだが、ドメニコ・テデスコ新監督の就任で調子は上向くかもしれない。

新指揮官にとっての初陣となった現地時間11日のボルシアMG戦は、そんな予感を感じ取ることのできる一戦だった。この試合のライプツィヒは多くの時間で主導権を握り、最終的には4-1で勝利。セットプレイで失点こそしたものの、その内容は非常にポジティブなものだったと言っていい。もともと優秀な選手は揃っているだけに、この調子を継続できるならば彼らはすぐに本来の調子を取り戻すことができるはずだ。

加えて、ライプツィヒには3バックの土台がある。シャルケ時代には4バックも併用していたテデスコ監督だが、彼は本来3バックを戦術の基本として成果を挙げる指揮官だ。同システムをきちんとこなせる人材さえ揃っていれば、一定の結果は残すことができるはず。その点、今のライプツィヒには昨季までチームを率いたユリアン・ナーゲルスマンの下で先鋭的な3バックシステムを経験した人材も多い。そういった部分で、今のライプツィヒはテデスコ監督にとって力を発揮できるこれ以上ない環境と言えるだろう。
マーシュ前監督の早期解任は想定外だったが、結果としてスカッドの特徴に合わせた指揮官を招聘することに成功したライプツィヒ。はたして、テデスコ監督の下で同クラブは今後どこまで調子を上げてくることとなるか。今から彼らの披露する逆襲劇がどのようなものとなるかは楽しみでならない。

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