バレッラのバックアッパー候補またひとり インテルがリストアップする“万能MF”とは

インテルが獲得候補にリストアップしているとされるナンデス photo/Getty Images

カリアリで躍動するウルグアイ代表MF

2021-22シーズンもインテルの中盤に欠かせないピースとなっているのがイタリア代表MFニコロ・バレッラだ。アントニオ・コンテ前政権下で覚醒した男は、シモーネ・インザーギ率いる現在のチームでも圧倒的な存在感を放っている。中盤の要として、その貢献度は計り知れない。

しかし、それだけの存在感があるだけに、もし彼が離脱となればインテルにとって大きな痛手。攻撃面でも守備面でもさまざまな役割を担っている選手だけに、うまく代役を見つけることができなければインテルは一気に苦しくなる可能性が高い。加えて、彼は今季ここまでチームがこなした公式戦全22試合中21試合に先発出場している状況。怪我のリスクは小さくないだろう。

となると、インテルは今冬移籍市場でバレッラのバックアッパーを確保しておきたい。現時点での第一候補はサッスオーロに所属するMFダビデ・フラッテージとされるが、彼も今回のマーケットでは人気株となることが予想される。バレッラとプレイスタイルの近い選手だけに確保できれば問題ないが、獲得失敗のシナリオも考えられるのが現状だ。
そこで、インテルはフラッテージのほかにも獲得候補をリストアップしていると伊『calciomercato』が伝えている。その選手とは、バレッラの古巣であるカリアリのウルグアイ代表MFナイタン・ナンデスだ。

今季はセリエA15試合に出場し、カリアリの中盤を支えているナンデス。豊富なスタミナを武器にピッチの広い範囲をカバーできる点は、バレッラのスタイルに近いと言っていい。ボール奪取能力に優れ、奪った後もドリブルでの持ち上がりやパスでの展開が魅力の同選手。フラッテージに次ぐ候補としては申し分ない選手だ。カリアリではサイドを任されることも多いが、インサイドハーフとしても信頼できるクオリティを備えている。

フラッテージが最優先候補であることは間違いないものの、ナンデスもまた魅力的な選手であることは間違いない。はたして、今冬インテルはどのような中盤補強を敢行することとなるのだろうか。その動向には引き続き注目したいところだ。

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