攻撃不振のビジャレアルを救う新加入アタッカー ウナイ・エメリが獲得を熱望したオランダ代表FWとは

スペインで結果を出すダンジュマ photo/Getty Images

チームの半分のゴールを挙げている

昨季はマンチェスター・ユナイテッドを破ってクラブ史上初のEL制覇を果たしたビジャレアル。今季はCLにも出場しており、昨季の勢いそのままに好調を維持したいが、リーグではここまで2勝5分と思うように勝てておらず、11位に沈んでいる。その点守備は機能しており、ここまでは唯一の無敗をキープ。失点も3点と少なく、これはリーグでの最高成績だ。

今季は攻撃陣が頼りないビジャレアルだが、その中でも奮闘しているのが新加入のFWアルノー・ダンジュマだ。

昨季イングランドの実質2部であるチャンピオンシップに所属するボーンマスで17点を取り、ブレイクに成功したオランダ人FW。サイドを主戦場とするアタッカーであり、スピードのあるドリブルで敵陣を切り裂いていく。

先日行われたレアル・ベティス戦では[4-1-4-1]の左サイドハーフとして先発しており、左サイドバックのペルビス・エストゥピニャンと共に攻撃的な左サイドを作り上げている。ドリブル以外にもオフザボールの動きから攻撃を活性化できる選手であり、ベティスからすれば厄介な存在であったといえる。先制点に関しては得意のカットインから、2点目は裏抜けからゴールを決めており、プレイの幅が広い印象だ。

西『MARCA』でもベティス撃破に最も貢献した人物と高く評価しており、早くもリーガ・エスパニョーラを席巻していると報じている。ダンジュマに関しては指揮官であるウナイ・エメリが獲得を熱望した選手といわれており、約32億円の補強は大成功となった。また、リーガでの問題なく活躍しているダンジュマに興味を示しているクラブは多く、リヴァプールがサディオ・マネの後釜候補と考えているようだ。

守備が機能しているが得点面ではダンジュマに頼るしかない今のビジャレアル。CLでも2戦勝ちがなく、今後はダンジュマのゴールがより重要となりそうだ。

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