現アジア最強国はW杯決勝T進出経験なし 新たな“黄金世代”で目指すベスト16

アジアトップレベルのタレント擁するイラン photo/Getty Images

2022年大会はチャンスだ

近年のイラン代表はアジア最強国の1つと言われているが、残念な点がある。まだワールドカップの決勝トーナメントに進んだことが1度もないのだ。

アジアのライバルである日本代表や韓国代表は決勝トーナメントを経験しているが、イランは過去4度の出場でたった2勝のみ。2018年のロシア大会もスペイン、ポルトガルと同居してしまい、グループ敗退だった。

しかし、今のイランが質の高いタレントを抱えているのは事実だ。オランダのフェイエノールトでプレイするFWアリレザ・ジャハンバフシュも、今のイランが同国最高のチームの1つに仕上がっていると自信を口にする。
「2018年の大会も少し運が良ければ決勝トーナメントに行けたはずだし、2022年大会ではチャンスがあると思う。前回のワールドカップを戦った選手の多くが残っているからね。それに若い選手も加わっていて、今は代表でのパフォーマンスに意欲的なベテランと若手が融合しているんだ」

「僕が決めることは出来ないけど、今のチームは我々の国にとって最高の世代の1つだと思うよ。今は代表メンバーの8割が国外のクラブでプレイしていて、それも単にプレイするだけでなく非常に上手くやっている。10年前はそうじゃなかったからね」(ESPNより)

確かに先日発表されたメンバーの中に、国内組は7人しかいない。ポルトガルの名門FCポルトでプレイするFWメフディ・タレミ、ゼニトのエースであるサルダル・アズムン、クロアチアの名門ディナモ・ザグレブで奮闘するDFサデギ・モハラミ、プレミアリーグで快進撃を見せるブレントフォード所属のMFサマン・ゴッドス、もちろんフェイエノールトのジャハンバフシュも実力者だ。

米『ESPN』は、今のイランを黄金世代と見ているようだが、来年のワールドカップでは決勝トーナメント入りも狙えるはず。前回大会はくじ運が悪かったが、カタール大会では悲願のベスト16入りを目指す。

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