攻守両面で最後方に“比類なき安定感” ミランが手に入れた万能の守護神

開幕からミランで圧倒的な存在感を示しているメニャン photo/Getty Images

前評判に違わぬ大活躍

今夏、ACミランからは長きにわたって正守護神を務めていたイタリア代表GKジャンルイジ・ドンナルンマが去った。絶対的守護神を失ったことで、彼らのディフェンスはどうなってしまうのか。一時はそんな不安を抱いていたファンもいたことだろう。

しかし、ドンナルンマの後釜としてミラノの地に降り立ったフランス代表GKは、今季開幕から3試合で早くもファンの心を鷲掴みにしている。そのフランス代表GKとは、もちろんマイク・メニャンのことだ。

昨季リーグ・アンを制したリールでは正守護神を務め、満を持して今季セリエAへと殴り込みをかけたメニャン。加入前からその評価は高かったものの、実際にそのプレイを見て彼のレベルの高さに驚いているミラニスタは少なくないか。前任者がドンナルンマということでファンの要求も高かったはずだが、この男は与えられたタスクをここまでほぼ完璧にこなしているのだ。

なかでも、特筆すべきはセービングとビルドアップのクオリティ。どちらかの能力が優れたGKというのは現代サッカーにおいてもう珍しくないが、メニャンはいずれの精度も“リーグ最高レベル”と言って差し支えないのではないだろうか。危なげないシュートストップ能力と、積極的にパス回しに参加しながらロングフィードを狙うパス精度。ここまでの3試合ではそれらを活かしてカウンターの起点となる場面も多く見受けられ、どちらも間違いなく“一級品”と言っていいクオリティを備えている。

「メニャンはフランスにおける最強のGKのうちの1人だ。素晴らしいパフォーマンスを見せているし、世の中の彼に対する評価には私も納得だよ。間違いなく、今季の彼はリーグ・アンで最も信頼できる守護神だったよ」(伊『calciomercato』より)

かつてインテルやパルマなどでプレイした元フランス代表GKセバスティアン・フレイ氏もメニャンの実力にはこのように太鼓判を押していたが、今の彼はその評価に違わぬパフォーマンスを披露している。一時はドンナルンマの退団に揺れたものの、その後釜としてこれまた頼れる守護神を迎え入れることに成功したミラン。はたして、メニャンは今後どこまでその評価を伸ばしていくことになるのだろうか。攻守両面で比類なき安定感を誇る万能守護神の活躍には、これからも大いに期待したいところだ。

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