“ノイアーの後継者”と言われた若きGKの苦悩 フランスの地から始める新たな挑戦

モナコにレンタル移籍したニューベル photo/Getty Images

バイエルンではポジション奪取できず

マヌエル・ノイアーから守護神の座を奪うのではないか。バイエルンに移籍した当初、24歳のGKアレクサンダー・ニューベルに対してはそんな声もあった。

ノイアーも大ベテランの領域に入り、衰える可能性が指摘されていたからだ。

しかし昨季までチームを指揮したハンジ・フリックはノイアーを信頼し、ニューベルの出番は4試合しか巡ってこなかった。いつしかノイアー2世なんて呼び声も聞こえなくなり、ニューベルがバイエルンに加入したことを忘れていた人もいるだろう。
そのニューベルは今夏にフランスのモナコに2年間の契約でレンタル移籍することになった。クラブ公式によれば、まずはリズムを取り戻し、もう一度バイエルンの守護神奪取へ挑みたいとニューベルは語る。

「メディアはノイアーと比較していたけど、僕は自分のことに集中していたよ。シャルケでプレイしていた頃のリズムを取り戻したいし、強くなってバイエルンへ戻りたい。何が起こるかはその後だ」

若いGKがいきなりノイアーのようなレジェンドと比較されるのは精神的にも厳しかっただろう。リーグ・アンは一足早く開幕を迎えたが、さっそくニューベルはナント戦に先発している。

シャルケでも実力は評価されていただけに、フランスの地でもう一度リズムを見つけてほしいところだ。

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