速攻も遅攻も司るリヴァプールの支配者へ 超絶テクニシャンに求められる万能性

2021-22シーズン、チアゴはリヴァプールの絶対的存在として中盤に君臨することができるか photo/Getty Images

「真のトッププレイヤーと認められるには……」

はたして来季、スペイン産の超絶テクニシャンはリヴァプールで更なる存在感を発揮することができるのか。2020-21シーズンこそチームへの順応にやや時間がかかってしまったMFチアゴ・アルカンタラだが、新たなシーズンでは最高の働きを見せてくれるかもしれない。

期待は高まっている。その大きな理由が、来季ユルゲン・クロップ監督が導入を検討しているとされる“チアゴ中心”のシステムだ。英『Daily Mirrror』によると、指揮官はこのテクニシャンを軸にした戦術の採用をプランの一つとして考えており、それをプレシーズンで試す考えを持っているという。今季はチームの速いテンポに合わせることに苦労したチアゴだが、ようやく自分のリズムで周りを動かすことができるか。彼がハンドルを握ることで、リヴァプールは新たな一面を覗かせるかもしれない。

しかし、やはりリヴァプールの強みは速いテンポでのゲーム運び。オプションとしてチアゴ中心のシステムを採用する可能性は高くなっているものの、彼が一貫してチームの重要な存在になるためにはそのリズムに完璧に対応しなければならないだろう。やはりリヴァプールでの活躍のカギとなるのは、いかに速いテンポに対応しきることができるかだ。

「チアゴは間違いなく素晴らしい資質を持っている。バルセロナでも若い頃からその才能を見せつけていたからね。一緒にプレイした1年間でそれを見せつけられたよ。だが、彼が真のトッププレイヤーと認められるには、どんな環境にも適応できる能力が必要だ。試合のペースが速くても遅くても、一貫してチームに貢献しなければならないよ」(英『Daily Mirror』より)

こう語るのは、かつてバロセロナでチアゴと共闘したセスク・ファブレガス。この男も、リヴァプールでチアゴに必要なのはスピードアップとスローダウンが両方行えるようになることと話す。

今季出場した30試合をかけて地道にフィットしてきたチアゴだが、来季はさらに完璧なフィットが求められる。はたして、自分中心のシステムも組んでもらいながら、この超絶テクニシャンはどこまでリヴァプールにおける存在感を強くしていくのだろうか。新たな中盤の支配者の誕生に期待したい。

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