代表、クラブと違うポジションを務める難しさ ジンチェンコが体験した違いとは

代表では中盤を務めるジンチェンコ photo/Getty Images

ウクライナの中心人物になっている

適材適所という言葉がある通り、その人の能力に合った何かに就くことが良しとされている。サッカーでも、元のポジションから別のポジションに変えた場合に選手の才能が花開く場合がある。有名どころだと、ガレス・ベイルは元々サイドバックの選手であったが、ポジションを攻撃的な位置に変更し、欧州でトップクラスのレアル・マドリードまで登りつめた。マンチェスター・シティのオレクサンドル・ジンチェンコも同じような境遇の選手だ。

ウクライナ出身のジンチェンコはロシアのFCウファでデビューを果たすと、翌年にマンCに入団。オランダのPSVへのレンタル移籍を経て、マンCのトップチームに昇格している。しかし、指揮官であるジョゼップ・グアルディオラに求められたのは元のポジションである攻撃的MFではなく、左サイドバックであった。すると、ここで才能が大きく開花し、今季のプレミア王者を左サイドバックから支える欠かせない存在となった。

そんなジンチェンコはウクライナ代表に選ばれており、代表では中盤を務めることが多い。

代表でのプレイはクラブとは違い前線での組み立てや中盤でのリンクマン的な役割となる。14日に行われたオランダ戦でもほぼほぼこなせていたが、ポジションの違いが彼を狂わせているのか、攻撃的な部分ではあまり良さが見られなかった。

もちろん、それが彼の攻撃的MFの限界値なのかも知れないが、クラブでも同じく中盤で経験値を積んでいれば、どこまでオランダ相手に通用していたのか気になってしまう。ウクライナからすればもっと攻撃的なジンチェンコを見たいという声も少なくないだろう。

まだ24歳のジンチェンコだが、今後はどのようなキャリアを描くのだろうか。非常に楽しみな選手である。

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