若手の起用が目立ったシェフチェンコ・ウクライナ 将来は侮れないチームになる?

ウクライナの未来は彼の手腕にかかっている photo/Getty Images

オランダ戦は惜しくも敗戦となった

日本時間14日に行われたオランダ対ウクライナ。結果は3-2でオランダが下馬評通りに白星を掴んだ形となった。

0-2の状態から一時は同点まで追い付いたウクライナだったが、後半85分に痛恨の失点を喫してしまった。

それでも、悲観するほどの内容ではなかったと言える。前半は堅い守備を見せ、無失点で終えており、堅守速攻のスタイルから何度もオランダゴールに迫っていた。この試合は惜しくも勝ち点を拾えなかったが、まだ諦めるには早そうだ。

なによりウクライナ側には将来を見据えられる若い選手が多く出場していた。最終ラインに関しては左からビタリー・マイコレンコ22歳、ミコラ・マトヴィエンコ25歳、イリア・ザバルニー18歳、オレクサンドル・カラバエフ29歳となっており、平均23歳の若い4バックを組んでいた。最終的には3失点と評価は難しいが、要所では強度の高い守備を見せており、将来性を考えれば大きな伸びしろがある。

前線に関してもオレクサンドル・ジンチェンコが24歳、途中投入ではあったが、10番を背負っていたミコラ・シャパレンコが22歳と若手でありながらも、オランダ相手に互角に戦っていた。

ジンチェンコも後方が守って得たボールを大事にキープして時間を作るなど気の利いたプレイを90分通して行っており、そこからのアンドリー・ヤルモレンコやロマン・ヤレムチュクのコンビネーションはEUROでも通用していた。

母国の英雄であるアンドリー・シェフチェンコが監督を務めるウクライナ代表だが、多くの若い才能を抱えており、残りの2試合も目が離せなくなりそうだ。

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