2年連続リーグトップとパスもドリブルも超一流 誕生日に契約延長のイニエスタは神戸で引退も

昨季ACLで負傷も現在は復帰している photo/Getty Images

2023年まで契約を延長したイニエスタ

ヴィッセル神戸のアンドレス・イニエスタが5月11日の自身の誕生日に2年の契約延長を発表した。同日で37歳を迎えたイニエスタにとって、2023年までの延長は神戸で引退までプレイする可能性を秘めた更新となっただろう。

そんなイニエスタは、昨シーズンのアジアチャンピオンズリーグの決勝トーナメント1回戦の上海上港戦で右足を負傷。右大腿直筋近位部腱断裂の怪我を負い手術を行っていた。けがで迎えた神戸4年目の今シーズンだったが、明治安田生命J1リーグ第12節のサンフレッチェ広島戦で復帰。次戦の横浜F・マリノス戦では、59分から途中出場を果たした。

バルセロナでも中軸を担っていたイニエスタ。そんな名プレイヤーは日本でも持ち前のパスセンスと高い技術を発揮して司令塔として君臨する。昨季は14位と苦しんだチームで4ゴール6アシストと活躍。さらに決定機につながるラストパス本数で1試合平均「2.3」とリーグトップの成績を誇る。
また1試合あたりのドリブル成功回数も「2.2」と、2位の川崎フロンターレ三笘薫を0.2上回るリーグトップを記録。さらにどちらの成績も2019年も1位であり、2年連続トップに位置する。パスにドリブルに一級品のレベルのプレイを日本で披露している。(データは『SofaScore』より)

そのイニエスタが神戸との契約を更新し、2023年までのプレイが決定。けがから復帰となった今季、これからさらに我々を魅了してくれるはずだ。またイニエスタの残留は、神戸だけではなくJリーグ全体が海外において注目度を増すきっかけとなる。世界からの注目に加えて日本人選手の技術向上など多大な影響をもたらすだろう。39歳まで神戸でプレイすることとなれば、日本での現役引退も現実的だ。今後のイニエスタの活躍からも目が離せない。

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