“復活のベテラン”はEUROでスペイン代表を救う? 戦列復帰を果たしたカルバハル

戦列に復帰したカルバハル photo/Getty Images

ベティス戦では先発出場を果たしたカルバハル

チャンピオンズリーグ準々決勝ではリヴァプールを退けてベスト4進出を決めたレアル・マドリード。リーグ戦では直近の試合で引き分けてしまったものの、まだ優勝の可能性は十分に残っている。疲労を感じるシーズン終盤となっているが怪我で出場が少なかったダニエル・カルバハルの復帰は大きいだろう。また、今夏に行われるEURO2020の出場にも可能性が出てきた。

先日行われたワールドカップ欧州予選では怪我の影響で招集外となったカルバハル。本大会前の数少ない実戦だっただけに、彼の不在が大きく響いていた。

代表で代わりを務めたのはアトレティコ・マドリードに所属するマルコス・ジョレンテとポルトガルのスポルティング・リスボンに在籍しているペドロ・ポッロだった。ジョレンテは本来、中盤の選手ではあるが、所属クラブでは様々な役割をこなすポリバレントさを持ち合わせており、代表でも十分な働きをしていた。しかし、右ウイングを務めたフェラン・トーレスとの連携不足を感じさせるシーンが多々あり、本職ではない弊害が出ていた。

ポッロは出場時間が短いため判断しかねるが、守備の軽さを露呈してしまいカルバハルの代表復帰があれば選外となる可能性は少なくない。

このように右サイドバックの選定が難しくなっているスペイン代表。カルバハルのような代表での実績もあり、高い能力を発揮できる選手の戦線復帰はポジティブなニュースと言える。

24日に行われたレアル・ベティスとの上位対決で右サイドバックとして先発出場したカルバハルは攻守に渡って大いに貢献していた。後半途中でベンチに下がったが、今後よりコンディションが上がればフル出場も可能と言える。

クラブではチャンピオンズリーグや、優勝争いが激しくなっているリーグ戦。代表ではEURO2020に出場の可能性と復帰後大忙しのカルバハルだが、今後の活躍に期待したい。

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