デ・ヨング、デ・リフトより早くブレイクしたFW ドイツで目指す一段上の世界

ローマでプレイしてきたクライファート photo/Getty Images

アヤックスが生んだタレントの1人

近年のアヤックスが生んだ若きタレントといえば、やはりバルセロナへ移籍したMFフレンキー・デ・ヨングとユヴェントスへ移籍したDFマタイス・デ・リフトが思い浮かぶ。

2人はオランダ代表でも主力となっており、アヤックスではチャンピオンズリーグ・ベスト4進出も経験。現代を代表するヤングスターだ。

しかし、その2人よりもアヤックスから一足早く飛び出した若者がいたことを忘れてはならない。
元オランダ代表FWパトリック・クライファートの息子としても有名なFWジャスティン・クライファートだ。

ジャスティンは2018年の夏にアヤックスからローマへ移籍し、当時も大きな話題を呼んだ。

ところがローマでは通算68試合に出場して9得点10アシスト。元々ゴールを量産するタイプの選手ではないものの、少し消化不良の成績に終わったところがある。

そんなジャスティンは今夏に心機一転、若手の育成に定評があるブンデスリーガのライプツィヒへ移籍。21歳の若きアタッカーはドイツの地でもう一歩上の選手を目指すことになった。

まだたったの1分だが、17日のアウグスブルク戦ではさっそくデビュー。ライプツィヒも楽にポジションを確保できる環境ではないものの、ジャスティンとしても何とかチャンスを活かしたい。

独『Sport Bild』によると、ジャスティンは競争を恐れていないと主張。ライプツィヒでキャリアをもう一段階進める考えをアピールしている。

「僕がライプツィヒへ来たのは、キャリアを次のステップへ進めたかったからだ。ライプツィヒが強いチームだったことも選んだ理由の1つだね。すぐにプレイできるとは考えていないけど、競争を恐れてはいないよ」

ティモ・ヴェルナーを失ったライプツィヒとしては、優秀なアタッカーは多ければ多いほどいい。新戦力のファン・ヒチャンを含め、若き優秀なアタッカーを抱えるライプツィヒは今季もブンデスリーガ制覇の夢を目指す。

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