なぜかクラブで輝けぬ“ガーナの英雄” 近づいたマンC移籍「それを逃した」

ガーナ代表で活躍してきたギャン photo/Getty Images

ビッグクラブではプレイできず

代表戦では抜群の結果を出す英雄なのに、なぜかクラブでは地味なキャリアを過ごすという選手も珍しくない。

その最たる例と言ってもいいのが、元ガーナ代表FWアサモア・ギャンだろう。ガーナ代表では不動のエースとしてチームをワールドカップ・ベスト8に導いたこともあるが、ビッグクラブでプレイした経験は皆無だ。

ただ、その才能は本物だ。英『Manchester Evening News』によると、ギャンは2008年にマンチェスター・シティ移籍へ近づいたことがあるという。しかし2008年に怪我を抱えたままアフリカネーションズカップに参戦したことで、その移籍プランに支障が生じてしまったと語る。
「あの時のアフリカネーションズカップに参加したことを後悔しているよ。怪我があったからね。ただ、犠牲が必要だと感じたんだ。パフォーマンスを批判されることになったけどね。あの大会に参加したことで5ヶ月ほど離脱することになり、本当に後悔している。シティと契約する可能性があったけど、それを逃したんだ」

ギャンはウディネーゼ、レンヌ、サンダーランドでプレイしたものの、欧州での活躍は限られている。代表での活躍ぶりから考えると、クラブシーンでのパフォーマンスは納得できないところもある。

ビッグクラブへ成長しようとしていた当時のマンCに移籍すれば、少し状況は変わっていたかもしれない。ビッグクラブでプレイするギャンの姿を見ることができなかったのは、少々残念だ。

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