街はまるで「ゴーストタウン」 新型コロナの脅威の中心にいる選手の心境

アタランタの中盤を支えてきたゴセンス photo/Getty Images

新型コロナウイルスを軽視しすぎた

アタランタに所属するドイツ人MFロビン・ゴセンスが、新型コロナウイルスに苦しむイタリア国内の悲惨な状況を受けて、心境などを明かした。

世界中で猛威を振るい、大きな問題となっている新型コロナウイルス。現在は特にイタリアが危機的状況となっており、感染者数は2万7000人を超え、死亡者数も2100人にまで及んでいる。こういった状況もあり、イタリアでは政府からセリエAなどのスポーツイベントの禁止が言い渡されたほか、感染拡大を抑えるために不要な外出を控える移動制限をかけるなどの措置が取られている。

そんな中、伊『Gazzetta dello Sport』のインタビューに応じたゴセンスは「(アタランタの本拠地ベルガモのある)ロンバルディア地方は感染の中心であり、他のヨーロッパの地域でこれほどのケースが出ていないことを耳にしたときは恐怖を感じたよ。その日、僕はこう言い聞かせたんだ。『わかったよ。以前は武漢であり、遠く離れていたけど、今はここなんだ。今、僕らは危険にさらされているんだ』とね。恐怖があるのは近隣の地域だけではなく、ゴーストタウンのようになってしまったベルガモもだ」と語った。
さらに「僕らはみんな、新型コロナウイルスを軽視しすぎた。僕も当初はそうだったよ。せいぜいインフルエンザ程度だろうとね。だから出かけたり、レストランへ行ったり、友達に会いに行ったりしていた。でもこれほどの敵だとは、これほどの力があるとは思ってもいなかったよ。これだけ多くのケースが出てきたので、ようやく理解することができた」と話している。

まだまだピークが見えたいイタリア国内の状況だが、できるだけ早くこの状況が収束し、多くの人々が普通の生活を取り戻せるようになることを願うばかりだ。

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