今季のプレミアリーグはここまで8試合を消化したが、ここまでのMVPを選ぶなら誰になるだろうか。
イングランド国内でプレイしている選手を対象に、そのシーズンで最も活躍した選手に贈られるタイトルがPFA年間最優秀選手賞だ。まだ気が早すぎるが、英『Daily Star』は今季ここまでの戦いからPFA年間最優秀選手賞候補を選び出そうとしている。
同メディアが挙げた候補者は全部で5人。1人目はチェルシーで想像以上の働きを披露する22歳のFWタミー・エイブラハムだ。ここまで8得点を記録しており、序盤戦のサプライズ選手となった。今のパフォーマンスを維持できれば、得点王獲得も夢ではない。
2人目はリヴァプールFWサディオ・マネ。ここまでは5得点を記録しており、序盤戦に限ればモハメド・サラー以上の存在感を放っていると言っていいだろう。2017-18シーズンはサラー、昨季はDFフィルジル・ファン・ダイクと、PFA年間最優秀選手賞は2シーズン続けてリヴァプールの選手の手に渡っている。マネがそれに続くのだろうか。
3人目はレスター・シティの右サイドバックを務めるリカルド・ペレイラだ。意外な名前かもしれないが、同メディアも序盤戦のレスター最高の選手と認める。サイドバックの選手がPFA年間最優秀選手賞を獲得するのは難しいかもしれないが、ここまでは候補入りにふさわしいパフォーマンスを披露している。
4人目はアーセナルFWピエール・エメリク・オバメヤンだ。昨季マネ、サラーとともにリーグ得点王を獲得したオバメヤンは今季も元気いっぱいで、アーセナル指揮官ウナイ・エメリはオバメヤンがチームにいることを感謝すべきなのだろう。今季狙うは単独得点王で、それを実現すれば年間最優秀選手賞も見えてくる。
しかし、同メディアが序盤戦のMVPに選んだ選手はこの4人ではない。今回の候補者の中で最も高い評価を受けたのは、マンチェスター・シティMFケビン・デ・ブライネだ。
デ・ブライネは第8節のウォルバーハンプトン戦を負傷で回避するなど、昨季からコンディションに少しばかり不安がある。しかしピッチに立てば、そのパフォーマンスは圧巻だ。今季はすでにリーグ戦で8アシストを記録しており、狙うは元アーセナルFWティエリ・アンリが2002-03シーズンに打ち立てたプレミアシーズン最多アシスト記録(20アシスト)の更新だ。
8試合を消化した段階で半分近い8アシストを決めていることを考えると、20アシスト超えも不可能ではない。同メディアも今季序盤戦のMVPと絶賛しており、コンディションが整っている時のデ・ブライネを止めるのは非常に難しい。得点王ではなく、アシスト王がPFA年間最優秀選手賞を狙う番だ。
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