2018-19シーズンは16位で何とか降格を回避したサウサンプトン。苦しいシーズンだったのは間違いないが、サポーターは新シーズンに期待しているのではないだろうか。昨年12月に成績不振のチームを立て直すべく指揮官に就任したラルフ・ハーゼンヒュットルが初のフルシーズンを戦うからだ。
ハーゼンヒュットルは3バックを採用するなど苦戦していたチームを何とか立て直し、最低ミッションである残留を成し遂げた。ライプツィヒ時代に高い評価を得ていただけに、プレミアでの初のフルシーズンでどんなサッカーを見せてくれるのか非常に興味深い。
また、市場での動きも活発だ。すでにマリ代表の20歳FWムサ・ジェネポを獲得しており、それ以外にもバーミンガムFWチェ・アダムズ、ハダースフィールドMFアーロン・ムーイ、ブリストル・シティDFアダム・ウェブスターらの獲得を狙っているという。
英『TalkSport』も新シーズンのサウサンプトンに期待をかけているのだが、注目すべきは予想スタメンだ。前線ではプレミア・チャンピオンシップで22得点を挙げたチェ・アダムズの獲得に近づいているため、[4-4-2]を選択する場合はダニー・イングスとアダムズが2トップを組むと予想されている。
中盤はピエール・エミール・ホイビュルク、オリオウ・ロメウら実力者が揃っており、そこにオーストラリア代表のムーイも加えることができれば十分だろう。そして気になるのが最終ラインだ。
サウサンプトンには日本代表DF吉田麻也が所属しているが、同メディアは吉田を予想スタメンに含めていない。センターバックにはヤン・ベドナレク、さらに獲得リストに挙がっているとされるウェブスターを同メディアは選んでいる。
ウェブスターは190cmとサイズがあるセンターバックで、サウサンプトンには同じく大型DFのヤニック・ヴェステルゴーアも控えている。吉田のポジション争いも激しくなっていきそうだが、ハーゼンヒュットルの下で出場機会を得ていた吉田は来季もポジションをゲットできるのか。新シーズンのサウサンプトンはハーゼンヒュットルの手腕を含め何かと楽しみだ。
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