コバチ・マジックのフランクフルトも大苦戦? 不安視される”ELショック”

ブレーメンに得点を許すフランクフルト photo/Getty Images

EL出場の中堅クラブが苦戦するケースは過去にも

ニコ・コバチが指揮を執っていた昨季にはDFBポカールを制覇するなど、非常に良い時間を過ごしていたフランクフルト。しかしコバチはフランクフルトでの手腕が評価され、今季からブンデスの絶対王者バイエルンで指揮を執っている。代わりにフランクフルトの指揮官に就任したのはアディ・ヒュッターだが、早くも不安の声が出ている。

ヒュッター率いるフランクフルトは開幕節こそフライブルクに2-0で勝利したが、第2節では大迫勇也の所属するブレーメンに1-2で敗北。しかも開幕前のDFLスーパー杯ではバイエルンに0-5で敗れている。相手がバイエルンとはいえ、スコアは非常にショッキングなものだ。

独『Hessenschau』はコバチ体制では強みだった守備に不安があると指摘しており、ブレーメン戦でも守備が乱れていたと問題視されている。もっともこの試合は1点ビハインドの前半32分にイェトロ・ウィレムスが退場処分を受けており、早々に苦しい状態に陥ってしまった。さらにDFカルロス・サルセドが前半早々に負傷交代しており、同メディアはセンターバックの頭数も心配している。
さらにこの後フランクフルトは代表マッチウィークを挟み、14日にリーグ戦でドルトムント、20日にヨーロッパリーグ第1節でマルセイユ、23日にリーグ戦でライプツィヒと厄介な相手との連戦が控えている。欧州カップ戦に参加した中堅クラブがリーグ戦との両立に失敗し、大きく順位を落とすケースは過去のブンデスリーガでも起きてきたことだ。大迫が所属していたケルンも、ヨーロッパリーグに出場した昨季は2部降格の屈辱を味わうシーズンとなっている。フランクフルトも苦戦する可能性があり、この3連戦は非常に重要なものとなりそうだ。

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