“仏の魔術師”こそコウチーニョの後釜? 「フランス最高の選手の1人だ」

リヴァプール移籍案あるフェキル photo/Getty Images

リヴァプールが獲得に迫っているとの情報

リヴァプールがリヨンに所属するフランス人MFナビル・フェキル獲得に迫っているようだが、フェキルはリヴァプールに何をもたらしてくれるのだろうか。英『Liverpool Echo』はフェキルをどう活かせばいいのか特集しており、仏『SFR Sport』のサントゥッチ氏にフェキルがどのようなタイプの選手なのかを聞いている。

フェキルは今季リーグ・アンで17得点を決めており、これはFWマリアーノに次いでチーム2番目の得点数だ。精度の高い左足を備えており、得点力があることは十分に証明されている。期待されるのは冬にバルセロナへ向かったフィリペ・コウチーニョの穴埋めだ。

「フェキルはフランス最高の選手の1人だ。彼にはコウチーニョと同じく引いた相手を崩す能力があり、自身で違いを生み出せる。バスを並べるチームをリヴァプールは苦手としているからね。フェキルはコウチーニョよりもドリブラーだ。彼はスキルがあって非常に優れた左足を持ち、ファイナルサードで危険な選手だ。彼はリーグ・アンでネイマールに次いで2番目に多くファウルを受けていて、ドリブル成功数は5番目。弱点は膝の怪我だが、今季は何もトラブルが起きていない。彼はクロップのスタイルに自然と合うわけではないが、クロップなら変えられる。フェキルには才能がある。走れてパスもでき、得点も奪える。機能すると思う」
サントゥッチ氏はこのように語っており、クロップのハードなスタイルにフェキルの膝が耐えることができれば問題なく活躍できると分析している。唯一気になる点があるとするなら、同氏はフェキルのベストポジションがトップ下かセカンドトップと見ており、今リヴァプールが採用する[4-3-3]ではコウチーニョと同じくインサイドハーフに回ることになる。フェキルとはいえ、モハメド・サラー、ロベルト・フィルミーノ、サディオ・マネの3枚は崩せないからだ。インサイドハーフの位置でも問題なくプレイできるのか、ここは少し気がかりなポイントだろう。

それでもフェキルを獲得できれば確実に攻撃力はアップするはずで、24歳という年齢も魅力的だ。コウチーニョの穴を誰が埋めるのか注目されていたが、フェキルは適任か。

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