交代に不満を示したベリンガムにトゥヘル監督が警告、態度を問題視か「再検討する必要がある」

代表に復帰したベリンガム(左) Photo/Getty Images

火種となるか

イングランド代表はアルバニア代表と対戦し、FWハリー・ケインの2ゴールで2-0と勝利を収めた。すでに本大会出場を決めているイングランドだが、最終戦も無失点勝利で飾り、これで予選は全勝かつ無失点という圧倒的な戦績となっている。

しかし、チームにはくすぶっている火種もあるようだ。84分、イエローカードを1枚受けていたMFジュード・ベリンガムは、MFモーガン・ロジャーズと交代した。ベリンガムはこれに不満を表し、腕を振り回すようなジェスチャーをしている。試合後、トーマス・トゥヘル監督はベリンガムの態度について語った。

「彼が不満そうだったのがわかった。再検討する必要がある。ジュードのような競争心の強い選手は、あまり納得しないだろう。しかし私は断言する。我々は互いに高い水準を保ち、互いに献身し、敬意を払うことを重んじている。だから誰かが(ピッチの)外で待っているときに、腕を振っているからといって判断を変えることはできない」

「これ以上騒ぎ立てたくはないが、私は自分の言葉に忠実に従う。行動が鍵であり、交代するチームメイトには敬意を払う。決定は下された。選手としてそれを受け入れなければならない」

前回の代表戦でも怪我が治ったベリンガムをメンバーに含めなかったことが取り沙汰され、不仲も噂されたトゥヘル監督。今回はかなりはっきりとベリンガムの振る舞いについて語っている。能力的に判断すればメンバー外となることは考えられないが、トゥヘルが振る舞いも含めてベリンガムに100%満足しているわけではないことは明らかであり、これは本大会に向けて解決しなければならない課題となりそうだ。

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