途中出場の天野純は広島戦で1ゴール1アシスト 横浜FMをJ1残留に近づける大活躍も「慢心したら足元救われる」 PKの際の裏話も……

広島戦で躍動した天野 photo/Getty Images

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78分より出場

J1リーグ第35節で横浜F・マリノスはサンフレッチェ広島と対戦し、3-0の勝利を飾った。

少ないチャンスの中で先制ゴールを決めた植中朝日の活躍も大きかったが、試合を決定づける働きをしたのが天野純だ。

1点リードの中で迎えた78分より天野は出場したが、86分に自ら獲得したPKを沈めると、後半ATにはCKからジェイソン・キニョーネスのゴールをお膳立て。途中からの出場で1ゴール1アシストという結果を残した。
天野は試合後、PKを獲得したプレイについて「誘った感じはあるし、足が引っかかっていたのでファールだなって確信した中でVARを待っていました」と語り、アシストに関しては「彼(キニョーネス)はPKを蹴りたそうな顔してて、そういった中でギブアンドテイクじゃないですけどアシストできてよかったです」と振り返った。

天野はキニョーネスがPKを蹴りたそうだったと明かしたが、他にもPKキッカーを務めたいと思っていた選手がいたようで、「ジャン・クルードも蹴りたいと言ってきたけど『お前はない』と言った」と裏側を話している。

広島が追い上げムードを見せる時間帯での出場となった天野だが、「やることがはっきりしているし、途中から出る選手も意思統一ができている」と話しており、チーム内での意識の共有は徹底されているようだ。

続けて「個人的には今シーズンを通してあんまりチームの力になれていないなっていうのは痛感していますし、このチームを引っ張っていかなくちゃいけない立場なのでちょっと不甲斐ないなと思っています」と今シーズンの出来に言及した天野。それでも「そういった中で自分に矢印を向けたことでこういった結果が得られた」とこの試合での活躍の要因を明かした。

マリノスはこの勝利で18位横浜FCとの勝ち点差を「5」に広げ、J1残留へ大きく前進。次節の結果次第では残留が決まるが、天野は「ここで慢心したら足元救われると思うし、準備の期間はあるのでもう一度しっかりやりたいなと思います」と次戦へ向けた意気込みを語っている。


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