ポステコグルーはプレミアで通用するレベルではなかったのか 評価に傷がついた1年「ポステコグルーの能力が分かる結果」

N・フォレストで結果を出せなかったポステコグルー photo/Getty Images

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9月よりヌーノ・エスピリト・サントに代わってノッティンガム・フォレストの指揮官に就任したものの、8試合で2分6敗と1勝も出来ないまま解任されることになったアンジェ・ポステコグルー。シーズン途中の就任と難しい仕事だったのは確かだが、ポステコグルーの評価に傷がつくことになってしまった。

「ポステコグルーはプレミアリーグでは力不足だ。これは単純明快だ」と厳しい指摘をしたのは英『Daily Star』のジェレミー・クロス記者だ。昨季はトッテナムでヨーロッパリーグ制覇を成し遂げたが、リーグ戦の方は17位とボロボロだった。プレミアリーグのレベルに達していないと批判されても仕方がないだろう。

「ポステコグルーはオーストラリア、日本、スコットランドといった、決してメジャーではないリーグで居場所を見つけてきた。セルティックでは5つのタイトルを獲得し、それでトッテナム指揮官に挑戦する権利を得たのだ。しかし結果はどうだったか。昨季のリーグ戦の出来は散々で、ELを制しても解任を免れることは出来なかった。それもトッテナムは名だたるビッグクラブを倒して優勝したわけではない。ユナイテッドだってそうだ」
「フォレストのオーナーであるエヴァンゲロス・マリナキスは、一体どういう考えからポステコグルーがエスピリト・サントより良い仕事が出来ると考えたのだろうか。また現在トーマス・フランク率いるトッテナムがどの順位にいるのか。どちらのクラブの状況を見ても、ポステコグルーの能力が分かる結果と言える」

同記者はこのように批判していて、今後ポステコグルーにビッグクラブから声がかかることはないかもしれない。ポステコグルーの哲学も面白いが、プレミアで戦うには柔軟性に欠けていたのも事実。シーズン途中からフォレストに哲学を植え付けるのは難しく、この1カ月の仕事はポステコグルーの評判に大きく傷をつけることになった。

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