やっぱりPKが妥当!? クラッテンバーグ氏がウェブ氏の見解を批判 「ウェブ氏は判断の失敗を認める時だ!」

ギェケレシュとポープが交錯した問題のシーン Photo/Getty Images

続きを見る

やはり意見は割れている

プレミアリーグ第6節、ニューカッスル対アーセナルの試合で物議を醸した判定があった。14分、ディフェンスラインの背後をとって抜け出したアーセナルのヴィクトル・ギェケレシュ。飛び出したGKニック・ポープと交錯し倒れる形となり、主審のジャレッド・ジレットは一度は笛を吹いてPKを指示した。

しかしVARが介入し、判定は覆る。主審はファウルではなかったとマイクで伝え、試合はドロップボールで再開となった。

イングランド審判協会(PGMOL)のハワード・ウェブ氏は、ポープが先にボールをプレイしていたためファウルでなかったことは「非常に明白だった」と見解を述べた。しかしこれに異を唱えたのが、元プレミア審判のマーク・クラッテンバーグ氏だ。
クラッテンバーグ氏はXで「プレミアリーグの審判基準について議論する試合がまた1つ増えた。ウェブ氏は自分の判断が失敗したことを認める時だ!」とポストしている。

やはり専門家の間でも意見は割れているようだ。先に触ったからPKではないという理由では、第5節のマンチェスター・ユナイテッド対チェルシーでGKロベルト・サンチェスが退場になったことの説明がつかない。また、ミケル・アルテタ監督が試合後に主張したように、VARは「明白なミス」でない限り介入しないという運用になっている。

トップリーグで13年間審判を務め、15-16シーズンのCL決勝やEURO2016決勝でも主審を務めたことがあるクラッテンバーグ氏の目にも、あのシーンはPKだったと映っているようだ。


記事一覧(新着順)

電子マガジン「ザ・ワールド」No.309 プレミア新4強時代

雑誌の詳細を見る

注目キーワード

CATEGORY:海外サッカー

注目タグ一覧

人気記事ランキング

LIFESTYLE

INFORMATION

記事アーカイブ