アルテタにとってはヌワネリ<ダウマンなのか ニューカッスル戦でメンバーを外れた理由を説明

アーセナルのヌワネリ Photo/Getty Images

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出場機会を減らすヌワネリ

プレミアリーグ第6節では、アーセナルがニューカッスルのホームで逆転勝利を収めたことが話題となった。セント・ジェームズ・パークでの直近3試合で勝利を収めることができていなかったミケル・アルテタのチームは、後半に見事な巻き返しを見せ、勝ち点を13まで伸ばした。

この試合で、アーセナルのメンバーに関して少々疑問があったファンもいたかもしれない。ベンチメンバーにMFイーサン・ヌワネリの名前がなかったのだ。タインサイドへの遠征には同行していたヌワネリだったが、結局ベンチにも入ることはなかった。アルテタ監督はCLオリンピアコス戦に向けた会見で、このことについて説明している。

「そうだね。私は選手全員と話をして、そのことやシーズンを通して起こるであろうシナリオについて、具体的に会議を開いた。彼らのうち何人かは先発し、何人かは試合を最後までプレイすることになる。何人かはベンチ入りしても出場しないだろうし、プレミアリーグでは人数制限があるため残念ながらメンバーから外れる選手もいる」
「時には何かが起こるかもしれないので、より多くの選手を連れて遠征しなければならない。誰かが病気になったり、次の選手がプレイできるかどうかに疑問が生じたりするからで、残念ながらそうしなければならない」

「しかし我々が選手たちに説明し、彼らも我々の考えを個人的に理解しているから、選手たちの態度は非常に良い。彼らにはプレイする機会が与えられるだろう」

しかし気になるのは、マックス・ダウマンの名前は入っていたことだ。昨季は右ウイングとして負傷離脱したブカヨ・サカの代役を務め、公式戦9ゴールを挙げたヌワネリよりも、アルテタは15歳のダウマンを重要視しているということだろうか。

これについては、今季の起用ポジションが答えになるかもしれない。今季のヌワネリはウイングとしてではなく、攻撃的MFとして起用されるようになっている。というか、こちらが彼の本来のポジションといえる。逆にいえば、ウインガーとして序列はヌワネリよりもダウマンが上ということだ。

そしてこのことは、ヌワネリが今季、より厳しいポジション争いに身を置いていることを表している。ニューカッスル戦ではエベレチ・エゼが先発し、マルティン・ウーデゴーとミケル・メリーノがベンチ入りしたため、ヌワネリをメンバーに入れる余地がなかったのだ。

カラバオ杯のポート・ヴェイル戦では先発したように、主にカップ戦要員となりそうな今季のヌワネリ。出場時間は大きく減少することが予想されるが、これもビッグなスカッドを持つチームでプレイする選手の宿命か。メンバー外に追いやるには惜しい才能の持ち主だけに、ポジション奪還に期待したい。

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