サッカー選手もNBAのスーパースター・レブロンの“リカバリー”を見習うべき レジェンドが徹底する休息「リカバリーに年間300万ドル」

ベリンガムは肩の痛みを抱えたままプレイを続けてきた photo/Getty Images

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痛みを抱えたままのプレイはNG

今夏に肩の手術に踏み切り、3か月ほど戦列を離れたレアル・マドリードMFジュード・ベリンガム。現在は復帰を果たしたが、怪我を減らしていくこともスーパースターへの条件だ。

ベリンガムは負傷の多い選手ではないが、フィットネス専門家のマリク・スコット氏はバスケット界のスーパースターであるレブロン・ジェイムズを参考にすべきとメッセージを送っている。

レブロンは40歳の今も現役バリバリの鉄人であり、キャリアを通して怪我が少ない。そこには徹底したリカバリー意識があり、ベリンガムもそれを取り入れるべきとの意見だ。
「休息はトレーニングと同じくらい、いや、それ以上に重要と言ってもいい。ただ、休息を取るのは簡単ではない。これらはあらゆる競技に当てはまる。アスリートは競争意識が強く、休息を取りたがらないものだ。彼らは懸命に努力を重ねて今の地位を掴んだのだから。しかし、トップレベルで戦っている時には身体に負担がかかり、消耗も早くなる。そこで休息も取らず、怪我を抱えたままトレーニングを続けると問題はさらに悪化する」

「レブロンはリカバリーのためだけに年間300万ドルを費やしている。それが彼の一番凄いところだ。おかげでレブロンは試合中に実年齢を感じさせることがない。髪の生え際を見れば年齢は分かるが、パフォーマンスでは分からない。これは彼のリカバリー力によるものだ。彼は休息と回復に投資しているのだ。贅沢な資産を持つアスリートはたくさんいるが、彼らは私生活で十分にリカバリーへ投資出来ているだろうか」(『Sportbible』より)。

同メディアは若いうちは大丈夫でも、30代に入ってからも活躍するには若い頃からのリカバリーが大事になるとベリンガムへメッセージを送っている。ベリンガムは慢性的な肩の痛みを抱えたままプレイを続け、今夏にようやく手術を決断した。目の前のゲームに全力を注ぐ姿勢も凄いが、痛みが出た時点で休息を優先することも重要なのかもしれない。



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